引退と猶予
関ジャニ∞が6人での活動をスタートさせて半年以上が過ぎました。
私は中高生の頃、関ジャニ∞が大好きでした。彼らが出演している番組は毎週欠かさずチェックしていましたし、毎年行われるツアーにも足を運んでいました。兄弟のような彼等が本当に大好きでした。
関ジャニ∞のファンを卒業してから数年が経ち、私は今舞台俳優さんを応援しています。別の人を応援するようになってからも、私の原点はずっと関ジャニ∞でした。はじめて買ったCDもはじめて行ったコンサートも、私のオタク人生のはじめては全部全部関ジャニ∞でした。
彼らのおかげで音楽の素晴らしさや話すことの楽しさを知りました。彼らに触発されてバンドを組んだこともありました。彼らを応援しながら過ごした青春は一生の宝物です。
そんな関ジャニ∞から脱退メンバーが出るのは今回で二度目になります。知らない方もいらっしゃるかもしれませんが、元々関ジャニ∞は8人で活動していました。元メンバー内博貴くんの脱退を経て7人になった関ジャニ∞。正直これ以上誰かがいなくなるだなんて考えてもみなかったですし、本当に驚きました。
関ジャニ∞の"核"と言っても過言ではない彼がいなくなるということ。いろんな意見がありますが、私は個人的にデメリットしかないなと思ってしまいました。なによりこんなにも簡単にメンバーが減ってしまうという現実がただただ悲しくて仕方なかったです。裏でどれだけ話し合ったかなんてわからなくて、私達はただ発表される事実を無理矢理受け入れることしかできないんだなぁって。アイドルも1人の人間だってことを改めて痛感しました。
そして今回のことでひとつ思ったことがあって。それはジャニーズという大きな事務所、そしてグループだからこそこうやって発表されて取り上げられていますが、私が今応援している推しのような俳優さん達が全員同じではないということ。発表されず、ほとんど気付かれずこの業界を去っていく人もたくさんいるんだよなって。
先日発表された嵐の活動休止もそうですが、正直猶予があるだけいいじゃんって思います。さよならって、いなくなる日まで元気な姿を見せてくれることがどれだけ幸せなことか。期限が決まっていることがどれだけ幸せなことか。もちろん終わりが見えてから後悔することなんてたくさんあると思います。もっと会いにいっておけばよかったとか…。でもそれってまだ今からでも間に合うことじゃないですか。後悔してるなら残りの2年で頑張ればいいじゃないですか。発表もされず、いなくなってから気付いても遅いんですよね。
もしも今Ａくんが俳優という職業に見切りをつけてこの業界を去ったとして、どれだけの人が悲しむんでしょうか？私はきっとすごく悲しむと思います。そして私の周りのお友達もきっと同じように悲しんでくれると思います。でもそれは一時的なことで、数週間、数ヶ月、数年………時間が経つときっとみんなＡくんの存在を思い出しもしなくなるでしょう。そんなものです。
Ｂくんだって同じです。いくら人気俳優とは言っても、いなくなってしまえばいなくなったなりにこの業界は動いていくし、数年も経てば少しづつ忘れ去られていくでしょう。
関ジャニ∞が7人に、そして6人になっても変わらずそれが少しづつ受け入れられて時間が過ぎていくように、俳優が1人いなくなったくらいで世界はそんなに変わらないんだと思います。そんなことを考えると今この2.5次元という界隈、そしてたくさんの俳優さんがいる中で推しがいること……舞台に出てくれて、それをコンスタントに観られることがどんなに幸せなことか気付かされます。
推しを応援できていることって本当に奇跡の積み重なりだなって思うんですよね。推しが人前に出ることを選んでくれているから会いにいける訳ですし、きっと推しは推しでこの仕事に対してネガティブな感情を持ってしまうことも少なからずあるだろうけど、その中でそれでもずっとこの仕事を続けることを選び続けてくれたことが嬉しいことだなって。伝わるかなぁ…。推しがそこにいてくれることを当たり前だと思っちゃいけないなって、すごくすごく考えさせられました。
だからこそ、推しがいつか自分の前からいなくなってしまったとき、胸を張って応援していたって言えるように今できることをしたいなと思います。
今度詳しく書こうと思うんですが、ついこの前まで当たり前にいたはずの人が突然いなくなるって、本当に本当につらいんですよ。
ありがたいことに今は推しの舞台が何作か既に決まっているので、それを糧に生きていきたいと思います。
なんかすごい真面目な話になっちゃったけどとりあえず今はチケットのことしか頭にないのでなんかもう色々頑張ります。真面目に書きすぎて訳わかんなくなっちゃった！う〜〜！チケット〜〜〜〜！！（念）
